アートからデザインへ

モノ創り歴20年以上。
水彩画からはじまり、アクリル絵の具で描くポップアートにどっぷりハマり、高校の卒業旅行にはパリの美術館巡り。

専門学校の卒業後はその学校の講師になることが決まってたけど、もっとアートの勉強がしたくて、校長からのありがたいお誘いをお断りして上京。

斬新すぎて日本では通用しにくいと言う頭の固い老害など無視して、銀座(当時は日本の美術の中心地)で個展開いたりしてると、そのうち新人賞選抜展に選ばれたりしましたが、結局どこの美大卒業したのか?とか、◯万円払えば有名なこの本に作品掲載してあげるよ。などなど、純粋さのかけらもない日本美術界のダークな部分に触れまくり、かなりドン引きしたものです。

それでも自分は世界舞台に活躍する有名なアーティストになれると信じてた22歳の僕←タイムスリップして説教してやりたい。笑 そんなに甘くはないぞと。

そうこうしているうちに大阪に帰り、今も付き合いのある学生時代からの悪友(笑)の真似をして、自分の作品をポスターとかステッカーとかグッズ化して道端で売りはじめたりしてました。
平成のヒッピーかって感じだけと、これがバイトするより稼げたりするのだから面白い。
そのうち企画展を開催させて貰える事になったりメディアに取り上げて頂いたり、とにかく次なるステップに進むために意欲的に活動を続けていました。

そんな中、巷ではアニメキャラみたいなイラストが日本を代表するアートだとか言われたり、なんでもかんでもアートと一括りにし始めた日本の流れを見てて「あ〜、日本のアートは終わったな」と、かなりショックを受けたと同時に、一切絵の具や筆を握ることはなくなりました。
あ、今はそんな風には思ってません。
相変わらずアニメキャラがアート扱いされてる現実は変わってませんが、それはそれで世界が選んだひとつの表現方法のひとつであって、否定するのは間違ってるんですよね。

自分の作品をグッズ化するためにPCを本格的に触りはじめたわけですが、そのうちグラフィックの面白さにすっかり取り憑かれ、PCでの作品創りを始めるわけです。そうしているうちにDMとかチラシを作る、いわゆる「デザインの仕事」を少しずつやり始めて、オリジナルのTシャツ作ったり、辞書みたいに分厚い専門書片手にホームページ作ったり、とにかく色々やりました。

で、結局今ロゴデザインに絞り込んでいるわけですが…

実はアートとロゴデザインには強烈に共通する部分があって、それは「目に見えない言葉を目にみえるビジョンとして表現する」ところなんです。

自分自身の中にある「発信したい何か」を目に見えるカタチにするのがアートで、クライアントの中にある「発信するべき何か」を見つけ出しカタチにするのがロゴデザインという事なんですよね。

随分遠回りしたけど、僕がロゴデザイン制作を生涯の仕事としたのは必然的なのかもしれません。

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