大企業は有名なデザイン事務所に協力を得て莫大な費用かけて、「見た目と中身を整理整頓」した上で、理念や信条を社内外へとアピールする。
これが揺るがせようのない、世の常です。
では、莫大な予算をかけて有名なデザイン事務所に依頼が出来ない抽象企業やスタートアップ企業はどうすればいいのか?
答えは簡単、フリーランス(個人デザイン事務所)に依頼すれば良いのです。
真剣にフリーランスのデザイナーとして活動している人なら確実にホームページ・ブログ・SNSで「自分発信」をしています。いわゆるセルフブランディングですね。
ですから、インターネットで少し検索すれば実績のあるフリーランス(個人デザイン事務所)をみつけることは難しい事ではありません。
実績があれば必ず「ポートフォリオ」といって、これまで制作してきた作品を公開していますから、自分の好みに合ったデザイナー(クリエイター)を見つけ出すのはそんなに難しい事ではないのです。
さて、ここからが本日の本題となります。
ロゴデザインの仕事は、当然ながらリピート率は低いもの。
毎月のように新規顧客を獲得し、複数社からロゴ制作のご依頼を頂き、クライアントの期待を裏切らない確実な仕事をこなしていかなければなりません。
僕の場合、年間100点のロゴを創ることを目標としているので、自分自身はディレクション(主に打ち合わせやプレゼン)に徹して、デザイン制作は2〜3人ロゴを制作してくれるデザイナーを雇い、自分自身はディレクションに徹するのが本来良いはずです。
では何故それをせずに、フリーのロゴデザイナーとして活動することに拘るのか?
それは一件一件のプロジェクト毎に「個」として向き合うことで、絶対的に必要となる「使命感」に拘っているからです。
ホームページやブログに掲載しているロゴ実績(クライアントのための作品)や、ロゴコレクションは (自分自身のための作品)は全て僕自身が一人で創った「個」としてこれまで積み重ねてきた集大成です。
それらをみて「この人に依頼しよう」と決めて下さっているのですから、打ち合わせから納品までの各ステップ全て、隅々まで自分自身が携わり「クオリティ管理」をしなければいけないという「使命感」を大切にしているのです。
フリーランスや小さな会社であることには「スピード感」「柔軟性」「情熱度」「クオリティの維持」という大きな課題やメリットがたくさんあります。
もちろんデメリットもありますが、デメリットに気をとられている暇があるなら、さらなる成長のために「インプット」や「自分のための創作」に時間を費やした方がはるかに効率的で前向きな姿勢だと僕は考えます。
プロジェクトが完了した後でも、クライアントにとって気軽に相談出来る「社外のビジネスパートナー的存在」でいる事を大切に考えています。
今、一人起業される方が多いこの時代に、一人くらいそんなデザイナーがいてもいいと思いませんか?