ロゴデザイン制作のための8つのヒント

ロゴデザインにおいて何が大切で、何が不要なのか? 学校やデザイン事務所で学んだ経験はなく、実績を積み重ねながら、尚且つ多くの書籍やWEBメディアを活用して今日まで様々な事を学んできました。その中で学んだ「ロゴデザイン制作のための8つのヒント」をご紹介します。
現在ロゴデザインを学んでいる学生や、まだ上手にプロジェクトを進行することが苦手な駆け出しのロゴデザイナーの方達に役立てて頂ければ幸いです。


1.クライアントとのコミュニケーションを大切に

ご依頼時には、明確な方向性がまだ固まっていない。というケースはほとんどです。
となると、やはり温度感が感じ取りにくいメールでは、親密な関係になれるほどのコミュニケーションはどうしても難しくなります。

ヒアリングの際に、本題と逸れたちょっとした会話や、不意に聞かせて頂ける「本音」や「思い出話」など。意外なところで『本質』が見えてくることも少なくありません。
メールだけで完結するのではなく、電話でもいいので言葉を交し合うコミュニケーションが大切です。


2.ラフスケッチは宝の山

いきなりPCを使ってプロトタイプのロゴを制作し始めるのは非効率です。無駄に肩こりと腰痛に悩まされるだけ。
クライアントと共有したイメージとコンセプトをもとに、ペンと紙を使ってとりかくたくさんラフを描くことです。 その過程でボツになったアイデアの数々は決して無駄にはなりません。
むしろラフスケッチの山はやがて宝の山となります。


3.アピールポイントはひとつに

アピールしたいことがたくさんある。その気持ちはよくわかりますが、あれもこれもと詰め込む
ことで「何が伝えたいのかわからない」「複雑なフォルムで縮小に耐えられない」という具合に「良いロゴ」の条件から遠ざかるだけでなく、ロゴというもなの本質そのものを失ってしまっては本末転倒です。


4.印刷環境を把握しておく

意味もなくグラデーションを使いまくり、とにかく見た目のインパクト勝負に走る傾向が強いデザイナーも少なくありません。
印刷会社を介さず、自社内でロゴ入りの資料などを印刷することは多々あるでしょう。その際、
使用するプリンターの機種や設定、用紙の材質によっては、モニター上通りに美しく再現される保証はありません。

また、インターネットで印刷の注文を依頼するのがスタンダードになってきた時代です。中には色の再現には責任は持てないという、とんでもないなんちゃって印刷会社もあるくらいです。

打ち合わせ時には印刷の環境もヒアリングしておくことが大切になってきます。


5.単色表現を意識する

どんなに見栄えが良いロゴでも、黒一色(または白抜き)で印刷してみたらロゴとしてちゃんと機能するかどうかがわかります。
特にコーポレートロゴの場合など、モノクロでロゴ使用する場面が多いはずです。その時に、ホームページや名刺に載せているロゴとイメージが一致していない。というのはシリアスな問題です。

複雑に絡み合ったり交差していたり、過剰な装飾で構成されたロゴは、残念ながら「良いロゴ」
とはいえません。


6.社名やサービス名と切り離して使えるようにする

マークを切り離して、社名だけでもロゴとして成り立つデザインを求めるクライアントは少なくありませんが、実はこれは逆で、マークを単体で使用するだけでどこの企業(ネットサービス・団体)なのかが認識されること。それがロゴを掲げると言うことなのです。

黄色いキャッチーな「M」の下にさりげなくスローガンを配置しているあの有名な、ファーストフード店のロゴが良い見本だとお考え下さい。


7.チャレンジする

クリエイターにとって「チャレンジ精神」は大切です。 その新し価値に共感してくれるクライアントと出会うには、そのアイデアを提案する場面がなければいつまでたってもその価値は世に解き放たれることはありません。たとえばクライアントにデザイン案を3案提案する場合、僕はその中の1案、もしくはサブ案として「チャレンジ案」を提出するようにしています。


8.トレンドを創るつもりで創作する

ロゴは時代の背景に左右されてはイケないと言わながらも、やはり時代のマッチしたロゴを求めるクライアントは少なくありません。
世界のロゴのトレンドを追求するWEBマガジンもあるくらいです。
ここで大切なのは、トレンドを自分自身で創るつもりで創作に挑むことです。

ただひとつ気をつけていただきたいのは間違っても「奇抜で個性的なもの」を生み出すのと「トレンドの発信源」とは違うと言うことです。

※こちらのブログ記事は、クリエイターのお役立ちサイト「レバテッククリエイター」様にでご紹介していただいております。


モチベーション~心掛けておくべき5つの意識~
クライアント対応
LOGO SAMPLE 100
アートからデザインへ

 


 

こちらの記事はWebMedia「レバテッククリエイター」にピックアップしていただいております!

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