全てのクリエイティブの原点はペンと紙である。
僕はそう考えています。
原始の時代、まだ「言葉」という概念がなかった我々人類の祖先は、大きな恐竜の捕食対象でしかありませんでした。
しかし、やがて祖先達は石や木の枝を使い絵(のような形や文字らしきもの)を洞窟の壁や地面に描き、自分の頭の中を他者に伝える方法を学んだのだそうです。
それがいわば「コミュニケーション」の始まりとなるわけです。
思考を伝え、協力し合う事を学んだことで、複数の小さな力を結集し1つの大きな力とし、巨大な敵を倒すことに成功します。
そして、捕食される側から捕食する側へと成り得たのです。
人類が今、地球上に存在出来ているのは「描く」というスキルを身につけたから。 だと言えるのです。
そして時は流れ、21世紀の現代。
今もまだ「描く」というスキルは、我々人類を大きく成長させ、時には人を救うスキルだと僕は考えています。
ロゴ制作の仕事は、まずペンを握り紙に書き出す事から始まります。いきなりPCに向かって創り始める人が増えているようですが、それはあまりにも非効率です。一本の線や円を描くのもペンを使ったほうがはるかに早いからです。
さらに、ペンを握り紙に描くという行為は「手」と「目」を同時に使い「脳」を活性化させる効果があるのですから、そのチカラを使わないなんて、もったいないと思いませんか?
たくさん考えてたくさん描く。決して楽な事ではありません。
しかしこの原点を無視して、良いアウトプットはあり得ないと僕は断言します。
追伸:自分にとって一番使いやすいペンと紙を探し出して下さい。創作活動が今の何倍も楽しくなりますから。
◇夢の中で完成したロゴ
◇トライ&エラー
◇学ぶということ
◇オンもオフもない