ヒラメキまでの時間

素晴らしいアイデアを出すことと、時間をかけることは必ずしも比例するとは限りません。

クリエイティブの仕事は、あらゆる情報や知識を融合させて、じっくり時間をかけて検証する事で優れたアウトプットに繋がる。というのは疑う余地はありません。

しかし、ヒアリング(打ち合わせ)中に「」とアイデアがヒラめくこともありますし、一番は始めに描いたラフスケッチが「」となることもあるんです。

とはいえ、そのアイデアがどれだけ自分の自信作であっても、他にもっと良い案はないかとラフを重ね、プロトタイプを作り、絞り込んだデザイン案を3〜5点提案します。
この時クライアントが選んだデザイン案が、その最初にヒラめいたデザイン案だったということも少なくありません。

!」の正体はなんだと思いますか?

僕は普段から隙間時間インプットを習慣付けていてる他、日曜や祝日の朝2〜3時間をインプットのみに集中しています。

そういったインプットの積み重ねこそが「!」を呼び起こす結果に繋がっているのだと確信しています。

これはアスリートや格闘家が来るべき本番に備えて、日々トレーニングをしていることに近い感覚だと思います。

行住座臥」という言葉があります。

簡単にいうと「行く」「止まる」「坐る」「横になる」つまり日常の立ち振る舞いを表す言葉なのですが、クリエイティブの世界に身を置く者としては、行住座臥、無意識の中でも「クリエイティブ」について考える。今携わっている案件について考える。常に新しいアイディアを求めてアンテナを張り巡らせている。

これってごく普通のことだと僕は考えています。

そう、睡眠や食事と同じように、オンやオフなど関係なく「創作」に対する欲求があるのが当然なんです。

理由な至って簡単です。

クリエイティブが好きだから、それを生業にしているのですから。

そうして常日頃から、自分のクリエイティブを追求する習慣を細胞レベルにまですり込ませて生きていると

ある瞬間に「!」が表れて、あっという間に最高のアイディアを出すことが出来るようになるのだと思います。


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