オンもオフもない

僕には「オン」と「オフ」という概念がありません。

いきなりこいつは何を言っているんだ?とお思いの方がほとんどでしょう。

「馬鹿なのか?」そういう否定的なご意見が今にも聞こえてきそうです。笑

クリエイターという生き方を選んだ僕は、「創造」するということに対して異常なまでの「欲」があるのかもしれません。


ワーク・ライフ・バランス?


「ワーク」=「仕事」
「ライフ」=「生活」

この2つの「調和」を意味する言葉だそうですが、僕はこの言葉に違和感を感じてならないのです。

「ワークでストレスを溜めた分、ライフで好きなことをして発散して、バランスをとりましょう。」

いやいや、これでは完全な負のループです。

「ワークのためにライフを犠牲にしないように上手にバランスをとりましょう。」

いやいや、そんな簡単に出来ることじゃないから、多くの人が自己啓発本を読み漁るのではないでしょうか?

考えてみて下さい。

「ワーク」は「睡眠」や「食事」と同じように「ライフ」を形成する構成要素のひとつです。

なのにそこから「ワーク」と「ライフ」だけを引っ張ってきて、この2つのバランスを云々と考えること自体がナンセンスだと思うのです。

仕事が終わった後の時間や、休日をゆっくりと過ごすのが好きな人もいるでしょう。

でも僕はそういう時間に、ゴロゴロしながら過ごすのが苦手で、苦痛になってくるんです。

ごくたまに「今日は1日完全オフにしてみるぞ!」と意識して、外出してみても、カバンの中にはいつも小さめのスケッチブックとペンが入っていて
ついつい何か描いたり書いたりしてしまいます。

天気の良い日は朝からベランダで日光浴しながらコーヒーを飲んでいる時も。
マッサージで全身をほぐして貰ってる時も。
映画館のスクリーンでど迫力の映像に感動したり涙ぐんだりしている時も。

全て「オン」の状態なのです。

言ってみれば寝ている時はPCを再起動させているようなもの。起きてから寝るまでの間、クリエイティブ脳はフル回転しているのです。

「疲れない?」

と、聞かれることもありますが、モノ創りを「生業」にし、そしてモノ創り「生き甲斐」としている僕にとってはそんな毎日は、特殊な日々ではなく、ごくごく自然なライフスタイルなのです。



生きることの達人は、仕事と遊び、労働と余暇、心と体、教育と娯楽、愛と宗教の区別をつけない。
何をやるにしろ、その道で卓越していることを目指す。仕事か遊びかはまわりが決めてくれる。
当人にとっては、常に仕事であり遊びでもあるものだ。

老子


オリジナリティ
学ぶということ
環境と集中力
アートからデザインへ

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