「人」という文字を抽象的且つミニマルなフォルムで描き、人と人とが深く繋がっていくことを意味した「リレーションシップ」を表現したシンボルマーク。
そのシンボルマークをパターン化した「グラフィックエレメント」を各種営業ツールに浸透させた「一貫したビジュアルアイデンティティ」とは何か?を今回のロゴコレクションの課題としています。 日本ではビジュアルアイデンティティという言葉が浸透していないために、ロゴを単なる会社の顔としての「マーク」だとしか考えられていないケースが少なくありません。 単純に名刺や封筒の紙媒体やホームページのどこかに「ただロゴを載せているだけ」といった営業ツールでは「自社らしさ」を社内外にしっかりと発信することはできないために、認知度は伸びにくく、他社との差別化もほとんど出来ていないケースが多々あります。
ど派手な色使いや、奇抜なフォルムなど必要ありません。むしろそういったロゴは飽きられやすく、使い辛いという問題が必ず発生するでしょう。
最小限に抑えた「洗練されたビジュアル」こそがロゴの理想の姿です。そしてそのビジュアルのイメージを各種営業ツールに浸透させ「自社らしさ」をしっかりと創り込む。ということがこれからの日本企業には必要不可欠なビジネス戦略になってくるはずです。
MSD LOGO COLLECTION N-104 「Human relationship」