最後の一案

もう一案、あと少し(3日くらい)頂けたら、頭の中にモヤ〜とあるイメージをしっかりと固め、良い提案をもう一点加えられる…!

そう思い悩むことが、ごく稀にあります。

エムスペでは、プロジェクトを開始する前に「ロゴ制作プロジェクトのスケジュール」を提出するのですが、そこに記載した「初回提案の予定日」を、自分都合で狂わせてしまうのだから、これはとても心苦しい。

しかし、そこは勇気を振り絞ってクライアントに正直に伝えます。

本当にクライアントに恵まれていて、今までこのパターンで「予定通り進行してくれなきゃ困る!」と却下された事は一度もないのですが、これはもう「感謝」としか言い表せません。

そして提案させて頂いたロゴ案の中の、どれが最後の最後に出来たその一案なのかは伝えていないにもかかわらず、お待たせしてしまったその最後の一案が採用されるのですから、面白い(失言?)ものです。

考えに考え抜いて、時間をかけて「無」から「有」を生み出す。
これこそクリエイティブの真髄であると僕は考えています。


この「無」から「有」を生み出す。というのは、決して「0」から「1」を生み出すという意味ではありません。

「0」とは、課題(問題)がないということ。

そこに「×2」「×3
」・・・と掛け算をしてみても結局「0」は「0」のままです。

 

課題や問題があるからこそ、様々な解決策を探り、あらゆるアイデアを掛け合わせて、そして出来上がりかけた「有」を次は研磨していく。
それがクリエイティブではないでしょうか?


「0」から「1」は生み出せないのです。

 


この世で唯一信じられるもの
休日の使い方が運命を分ける
楽しさなくしてクリエイティブはあり得ない
オリジナリティ

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