17歳の時、とある画家の絵に衝撃を受けて以来、バイト代のほとんどが画材代となりました。
もうその頃からクリエイティブな世界で生きて行こうって腹くくってましたからね。
その後デザインの専門学校を卒業するわけですが、就職活動なんてするはずもなく…笑
「うちの学校の講師にならないか?」
という、校長のありがたいお誘いも、やっぱり最後はお断りすることになり、ひたすらバイトと創作活動に明け暮れていました。
創作に没頭する部屋が欲しくて、すでに18歳の時からワンルームマンションを借りて、一人暮らしはじめていたんですけど、家賃や光熱費払って画材かったら、もう使えるお金なんてほんとなくてね。笑
当時は「1日500円」で生活してたんです。
500円ですよ?笑
僕が女性だったら「ボンビーガール」に出れてたかもしれません。
当時はまだ500円あったらタバコと缶コーヒーはなんとか買えてたんですよ。
生命の源となる食事は?といえば、もちろん賄い付きの飲食店でのバイトは必須でした。
お陰様で飢える事はなかったです。笑
ランチタイムのピラフの残りを冷蔵庫にしまっておいて、こっそり持って帰らせてくれた社員さんの顔は今でも忘れてません。
40代になった今の僕は、何かに夢中になって頑張っている若い世代の人に、何かしてあげられる事があれば、この手を差し伸べてあげたいと思いますね。
次回「アートが死んだ時」に続く